店舗の顔! 外観デザイン・色の重要性

「味には自信があります!」「取り扱う商品はオススメ間違いなしです!」「当店の展示品も販売してます!」etc…店舗オーナー様は満足いただけるサービスを提供し、多くのお客様を集客したいと考えていると思います。

店舗工事は内装にボリュームをおきがちです。どんなにお洒落で素敵なインテリアが飾られてても、又コスパが良く料理が美味しくても、リーズナブルでご希望の商品があっても、まずはお店に入ってもらわなければなりません。    

それには『入りたい・入りやすい』とお客様の目に留まらなければならないのは言うまでもありません。                       業種や取り扱う商品によって単価はまちまちですが、『入りたい・入りやすい』と思うファサードはまさに店舗の顔でありとても重要です。

店舗カラーを持とう!

以前、弊社で工事させていただいた改装工事の例をあげさせていただきます。

元々ワインを多く取り扱うスペイン料理店を営業されていましたが、外装を含む部分改装に伴い改名してリニューアルスタートする工事のお手伝いをさせていただきました。

前オーナー様の時からの外装でパラペット部分に木板を貼り付けた屋根が造作されていましたが、老朽化がみられていたので撤去することになりました。 ビルの築年数も古く、撤去後のパラペット部分は昔ながらの磁器タイル貼りでしたが、スッキリとして意外やレトロな感じで違和感はありませんでした。 内外壁の塗り替えカラーは、オーナー様からのご希望でスペイン料理店ということもあり、情熱的でビビットなオレンジ色を使用しました。 

実は原色や二次色の鮮やかな色合いは思い通りに調色するのがとても難しく、指定した色をベースにわずかな彩度や明度の違うサンプルを4~5種類程メーカーに作成してもらい、現地にて内外壁に当ててみての決定となりました。

改装前の内外壁の塗装色はワインレッドに近い色合いでこちらも店舗に合っていましたが、前オーナー様が営業していた時からの色のままでした。    今回も同系色ですが、実際塗り替えてみると改装後のオレンジの鮮やかさはとても目を引き、角地の店舗が一層目立つように感じました。    

一方大人の隠れ家的な落ち着いた雰囲気も伝わる様に、看板はこじんまりと品のある小さめのサインにしました。

元々常連様は大勢いらっしゃいましたが「スペイン料理店」というジャンルが伝わりやすくなり、新規のお客様が入店しやすい要因にもなったと思います。

店舗キャラクターも◎

スペイン料理店⇒フレンチ×エスニック料理店へ

先のオーナー様が移転することになり新オーナー様をご紹介いただき、フレンチ&エスニック料理店を開店するために部分改装工事のお手伝いをすることになりました。

オーナー様から「カジュアルなフレンチ×エスニック料理を提供したい」とのご意向で、比較的リーズナブルで入りやすい店舗造りを目指しました。   前店と異なる年齢層の集客を目指し、店舗カラーはクリーム系の明るい色合いにしました。今回はパラペットのタイル部分も質感のある骨材の入った塗装を施し、表面積を広げる事で以前とガラリと変わったファサードに仕上げました。

看板はパラペット部分をフルに活用し、濃い木目柄のボーダーパネルをベースに店名ロゴと提供料理ジャンルの宣伝も兼ね「フレンチ×エスニック」のチャンネル文字を設置しました。店名の由来にもなった『カエル』のデザインや、壁面を這って登っていく足跡をペインティングする遊び心も取り入れました。(実際店内も多くの『カエル』のインテリア小物が所々飾られ、キョロキョロと探してみるのも楽しみの一つです♪)

通常「フレンチ」と聞くとつい敷居が高いイメージですが、カジュアルで気取らず入店しやすいお店ができあがりました。

店舗に合ったテーマ造り

店舗を経営していく上で、改装費用はなるだけ抑えたい・限られた予算の中でなるべく希望にそうものを造りたいと思うのは言うまでもありません。   弊社は限られた予算の中で一番効果が上がる改装部分を、オーナー様と何度も打合せをさせていただき突き詰めていきます。

今回紹介させていただいた2店舗は、フロントガラス面の木枠色やドア上のテント色は共通色で既存のまま利用しています。              全てを改装しなくても、外壁の色・看板を変えるだけで全く違ったお店の『顔』を作り上げることができました。

飲食店の場合は、開放的な安心感や衛生的な清潔感はもちろんですが、メインは食事をする場なので「美味しそう!食べたい!」といった『食欲』をそそられる店構えはとても重要です。                                                        実際、人間が情報収集する五感の中で8割以上は「視覚」からの情報といわれています。その効果は絶大で、同じ造り・同じ仕様でも人間は無意識に色によって全く異なるイメージを想像してしまいます。暖色系は飲食店に向いていますが、どの店舗も同じ様な色合いではオリジナリティがありません。    ジャンル・客層・おすすめ等「独自の売り」で多店舗との差別化が問われる時代です。

その中でも一番伝わりやすい導入部の一つに、お店の顔になる「外観デザイン・ファサード」が上がると思います。よって、色使いや看板レイアウト等は特に力を入れるべき部分だと考えます。

最後に両オーナー様が「色って大事ですね!」とおっしゃった通り、2店舗の改装工事をさせていただき私たちも改めて色の大切さを知り、考えさせられました。今後、店舗を構えるお客様にも、ぜひ『色』が持つ意味を知っていただければと思います。